皮膚は角質のバリアから血液の働きまで密接に作用しあう、非常に繊細なもの。
特定物質によるアレルギー反応や病原菌、体内・外部環境の変化によって、皮膚のコンディションは左右されます。
症状と原因をよく知り、ご自身の皮膚を守りましょう。皆さまの健康的な皮膚を守るサポートをいたします。
当院では皮膚科診療を窓口に、専門治療へお繋ぎします。
アレルギーの関与・皮膚のバリア機能の低下など多彩な要因を持つ皮膚疾患です。
炎症を抑える塗り薬や、抗アレルギー薬の内服が治療の中心となりますが、日常のスキンケアがきわめて重要です。
刺激物が直接皮膚に接触して起こる「刺激性接触皮膚炎」とアレルギー反応を介して起こる「アレルギー性接触皮膚炎」があります。症状が激しいと水疱を形成し強い痒みを伴います。
顔や頭皮などの脂漏部位に生じる皮膚炎です。体質や肌質の関与だけでなく、生活習慣や体調の変化も症状に影響します。常在真菌であるマラセチアも発症因子と言われています。
お肌の乾燥が原因となります。肌が乾燥することで刺激に敏感になり炎症を来しやすくなります。また痒みを感じやすくなります。空気の乾燥する冬期間に悪化する傾向があります。日常のスキンケアがその予防に重要です。
手は様々な刺激を受けます。手洗い・水仕事・手作業・楽器・ゲームやスマホなど、手を使うことで起こります。乾燥して亀裂が生じたり炎症を起こし痒みを伴うこともあります。
痒みを伴う膨疹(赤く膨らむ発疹)が出たり消えたりします。急性のものと長期間続く慢性のものがあります。感染、ストレス、疲れ、食べ物、薬など様々な原因が疑われますが、多くは原因不明です。
蚊、ブユ、ハチなどに刺されて起こる皮膚炎です。体質にもよりますが、激しく炎症が起こり腫れて疼痛を伴うことがあります。時にナフィラキーショックを起こすことがあり注意が必要です。
皮疹部では、皮膚の生まれ変わる(ターンオーバー)スピードが早くなっており、皮膚の表面に角質か積み重なり、皮膚が厚くなります。炎症が生じ痒みを伴います。遺伝的要因、環境的要因、自己免疫的要因などが関与していると言われています。
手掌や足底に白い小膿疱(無菌性膿疱)がみられる皮膚疾患で、慢性的に経過し、良くなったり悪くなったりします。扁桃腺の炎症、金属アレルギー、喫煙などが要因として考えられています。
顔や背中など皮脂を分泌する毛穴がつまり(白ニキビ)、そこにアクネ菌が感染して生じます。
皮脂分泌の多い時期に見られる「思春期ニキビ」と、大人になってストレスや化粧、ホルモンバランスの乱れなどが原因となる「大人ニキビ」があります。
白癬菌が足に感染して起こります。皮がむけたり水泡ができたりします。
足以外にも白癬菌は感染します(体部白癬、股部白癬など)。爪にも感染します(爪白癬)。
イボのウイルスが皮膚に感染して生じます。主に手や足にできますが、身体のどこにでもできます。液体窒素による凍結療法が一般的な治療となります。
イボとは異なるウイルスが原因です。水遊びやプールでうつることが多いです。
肌色や白っぽく盛り上がった数ミリの病変です。多発する場合があります。
自然治癒することもありますが、摘除する場合麻酔のクリームを塗ってから行うこともあります。
口唇に出る水泡を伴った痛痒い発疹です。頬や目の周りに出ることもあります。
お尻など陰部に出るタイプもあります。単純ヘルペスウイルスが原因です。
膿疱と薄いかさぶたを伴う皮膚病変(膿痂疹)です。小さな切り傷や湿疹に黄色ブドウ球菌などが感染して起こり多部位に広がります。夏季に多い傾向があります。
水ぼうそうのウイルスが原因となります。水ぼうそうにかかり治ってもウイルスは体内の神経節に潜んでいます。疲れやストレス、老化で免疫力が低下した時に、潜んでいたウイルスが活発になり発症します。
体や腕、脚に発症した場合は神経に沿って帯状に、顔や頭の場合は左右どちらか半分に発疹が出ます。
手足の、力が加わったり加重を受けたりする特定の部位に生じる角質が肥厚したり(胼胝)深く硬い芯を伴う(鶏眼)部位のことです。歩行時などに痛みを伴います。
主に頭髪が円形状に脱毛する状態です。自身の免疫系が毛根を攻撃し起こります。
詳細な原因はわかっていませんが、アレルギーをはじめとする体質、疲れやストレスなど、様々な原因が考えられています。