「古い角質(垢)や過剰な皮脂、付着したほこりなど皮膚の汚れを落とす」のが洗顔です。 スキンケアの基本は洗顔です。正しい洗顔はそれだけで最も効果的なスキンケアになります。肌質や肌の状態、さらには季節に合わせた洗顔を行うのが大切です。
洗顔剤の選択
洗顔フォーム、洗顔せっけん、洗顔パウダー、洗顔リキッド。
どのタイプも大まかにしっとりタイプとさっぱりタイプがあります。たいていパッケージに記載されているので、購入前に確認しましょう。
「肌がかさかさ乾燥しやすく、敏感肌の場合は しっとり タイ プ」を、「ニキビなどが出やすく、オイリーな肌の場合はさっぱりタイプ」を選択します。
通常しっとりタイプを選択する人も、皮脂の多い夏は肌の状態次第ではさっぱりタイプを使ってみたり、さっぱりタイプを使用する人も、空気の乾燥する冬期間はしっとりタイプを選んでみるなど、季節を考えて使用を工夫するのが賢い洗顔です。
同様に、疲れやストレスなどで肌が荒れているときはしっとりタイプを、寝不足や二日酔いなどでニキビが増えたりオイリーだと感じるときはさっぱりタイプを使うのもよいでしょう。肌の状態に応じた洗顔剤の選択も上手な洗顔です。
肌の状態は、その時その時の体調などを反映し変化します。言い換えれば常に同じ洗顔ではスキンケアとして不十分なのです。
正しい洗顔の手順
- 1.まずぬるま湯で濡らす
冷たい水だと毛穴が引き締まり、毛穴の汚れが落としにくくなります。
まずぬるま湯で顔を濡らしましょう。 - 2.よく泡立てる
どの洗顔剤のタイプでも、まずは手のひらの上で少しずつ水やぬるま湯を加えながらよく泡立てます。
泡立てネットを使うと楽です。より多くの空気の含んだ弾力のある泡ほど洗浄力があります。 - 3.泡で洗う
泡を顔にのせて、泡をクッションのようにして撫でるように洗います。
無理にこする必要はありません。泡が汚れを吸着してくれます。 - 4.洗い流しの温度に注意
洗い流しのお湯の温度が高いほど皮脂が落ちやすい特徴があります。
ですからオイリーな肌の人は、少しあたたかめのお湯で、乾燥しやすい人は、水または冷めた感じのお湯で洗い流すと効果的です。 - 5.すすぎは十分に
すすぎが不十分で洗顔剤が残ってしまうと、時間とともに肌が荒れてきます。
十分なすすぎが必要です。毛の生え際、小鼻、耳からアゴにかけてのフェイスラインは特にすすぎ残しの多い場所です。
以上を参考にスキンケアとしての洗顔を心がけてみてください。面倒な洗顔もきっと楽しくなりますよ。