5月に入りシラカバ花粉による花粉症皮膚炎が増えています。
シラカバとはブナ目のカバノキ科カバノキ属の１種で、正式にはシラカンバと言います。
花粉症はアレルギー性の鼻炎や結膜炎などの症状が中心であるため耳鼻科や眼科が主体となる場合が多いですが、皮膚炎（花粉症皮膚炎）を起こすこともあります。
特にアトピー性皮膚炎をお持ちの方や、肌荒れがひどく皮膚のバリアー機能が損なわれている人は特に注意が必要です。
また昨年同様マスクが日常化し鼻がマスクで覆われているため鼻炎症状が弱い反面、皮膚症状が強く出現し、目の周りや衣服で覆われていない首が赤くなり強い痒みを伴うパターンが多い傾向があります。特にまぶたの皮膚の薄いところと目頭に症状が強く出ます。
症状が強い場合、炎症を抑える外用薬や抗アレルギー薬の内服が必要です。
好天が続くとシラカバ花粉が空中に舞いやすくなりますので5月中は油断できません。

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日本気象協会のサイトで詳しいシラカバ花粉の飛散状況を知ることができますので参考にしてください。
＜道央(札幌市中央区)の花粉飛散情報2022＞
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＜04/05/2022　札幌市　中央区　皮膚科　宮の森スキンケア診療室＞