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院長ブログ

時に誤ったスキンケアで肌トラブルが起きる

ニキビで悩んでいる人や脂性肌の人は、実際アトピー性皮膚炎や乾燥肌の人と比べると皮脂分泌が多いのは間違いありません。
もちろん皮脂が多い少ないが、良いとか悪いとかの話ではありません。多すぎても良くないし少なすぎても良くない、ということです。
それぞれに見合ったスキンケアが存在するのです。
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実際診療に当たっていると、ニキビの多い人は意外と「自分は敏感肌」と思っている人が多いような印象を受けます。
その結果、保湿効果の高い乾燥肌向けの化粧品を使用している状況に遭遇します。すなわち油分の多い乳液やクリームです。
中には含まれる油分がアクネ菌の栄養になってしまうものもあり、ニキビを悪化させてしまうこともあります。
皮脂の上に化粧品の油分のベールが覆い、皮脂を閉じ込めニキビが悪化することもあります。
逆に自分の肌質を理解しているがために、過剰に皮脂を落とすことに固執し、何度も洗顔したり油取り紙でこすり過ぎるなどして乾燥が進み、かえってニキビが悪化することもあります。
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また化粧品の選択や使い方も大切です。防腐剤フリーのクリームなどを素手で使用していると容器に細菌が混入してしまい吹き出物や膿疱の原因になることもあります。防腐剤フリーを謳ってナチュラル志向はいいのですが、防腐剤の代わりにエタノールや多価アルコールを配合している場合もあり、かえって刺激が強い場合もあります。また日頃使用するファンデーションのパフを洗わずに繰り返し使用することでパフに細菌が繁殖することもあり、その使用で吹き出物や膿疱の原因になることもあります。
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自分の肌質を理解することはもちろんですが、肌質に見合ったスキンケアを行うこと、また化粧品や化粧用具の適正な使用が大切です。
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<21/10/2020 札幌市 中央区 宮の森スキンケア診療室>