9月に入ると、
「今はもう秋 誰もいない海 知らん顔して 人が行き過ぎても
私は忘れない 海に約束したから~」
と、トワエモアの「誰もいない海」を思い出して口ずさんでしまいます。
古い?昭和?(笑)
特に北海道では、秋の音を聞くと冬はすぐそばまで迫って来ており、お肌のカサカサの季節到来を警戒してしまいます。
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さて我々の肌の水分は、どのように維持されているのでしょうか。
お肌、特に表皮では、3種類の水分が存在します。
①表皮内のケラチン蛋白(角質を形成する蛋白)の極性部分に強固に結合する1次結合水。
②天然保湿因子(角質細胞由来の遊離アミノ酸や汗由来の乳酸や尿素など)と結合している2次結合水。
③角層内を自由に動くことのできる自由水。
自由水は喪失されやすく、結合水は加齢変化やホルモンの影響など角層の構成成分や線維の構築に影響されてその量は変化します。
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保湿剤とは、表皮内の水分(角質水分量)を増加させて、乾燥した皮膚の症状としての肌あれ、亀裂、痒みなどを改善し、乾燥性湿疹が発生するのを防ぐことを目的とした外用剤のことです。
これらを利用しての肌のお手入れが保湿です。
続く。。。
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<06/09/2019 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>
今はもう秋? もうすぐ寒くなってお肌の乾燥の季節です。すなわち保湿の季節です。 その1 (皮膚科情報)