ビタミンCが美白に効果的だ、ビタミンB2とB6 が不足すると肌が荒れたりニキビが出やすい、などと日常ビタミンの話題が尽きることはありません。
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そもそもビタミンとは何なんでしょうか?
ビタミン(vitamin)は、生物の生存・生育に微量に必要な栄養素のうち、その生物の体内で十分な量を合成できない炭水化物・タンパク質・脂質以外の有機化合物の総称です。
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生き物によってビタミンとされるものが異なります。例えば、アスコルビン酸は人間にとってビタミンCですが、霊長類など一部の動物種を除いてほとんどの生き物は体内でアスコルビン酸を生成することが可能です。ですからこれらの動物種にとっては、アスコルビン酸はビタミンではないのです。
同様にカロテノイド(ビタミンA)は、全ての生物の細胞内の代謝経路において重要な役割を果たします。たいていの生物、いわゆるほとんどの細菌類や多くの真核生物(原生生物、植物、菌類)は、自らの代謝経路において合成することによってカロテノイドを自給しており、それらにとってはビタミンではありあせん。しかしそれら以外のすべての動物はこの代謝経路を持っておらず自らカロテノイドを生成できません。そのため他の植物や生物を捕食することによって摂取しなければならず、カロテノイドはビタミンであるのです。
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人間にとってのビタミンを挙げます。
ビタミンは脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分けられます。
脂溶性ビタミン
ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK
水溶性ビタミン
ビタミンB群(B1、B2、B3、B5、B6、B7、B9、B12) ビタミンB7はビオチンのことでビタミンHとも言います。
ビタミンC
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<23/06/2019 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>