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夏は皮脂の最も多い季節です。 皮脂を上手くコントロールしましょう。(皮膚科情報)

皮膚を弱酸性に保ち細菌などの外敵からお肌を守り、皮膚表面に皮脂膜を形成し乾燥からお肌を守る皮脂。一方で、脂漏性皮膚炎やニキビなどの原因となる皮脂。
この皮脂分泌は、実は年中同じ量が分泌されているわけではなく、季節変動があります。夏は最も皮脂分泌の多い季節で、冬の最も少ない冬と比較すると、”約1.4倍から2倍”の皮脂分泌があることがわかっています。

これは、夏の暑い季節に代謝が活発になることに連動し、皮脂腺の活動が活発化し皮脂分泌が増えるからです。
夏は気温が高く高湿度です。お肌は乾燥を避けられる反面、汗・紫外線の刺激や影響を多く受け、また高温高湿度ゆえに細菌感染も起こしやすい状況です。さらに皮脂が増えることで、ニキビや脂漏性皮膚炎の悪化が起きやすくなるのです。
夏場のスキンケアは、以上のような事情を考慮する必要があります。
化粧水などによる補水保湿に重点を置き、乳液やクリームなどの油分の多く含んだ基礎化粧品はやや控えめに使用することです。汗で化粧崩れしやすいからと言ってファンデーションを厚めに使用するのを避け、むしろ薄めに使用し、その代りこまめに化粧直しをすることです。同様に日焼け止めクリームもこまめに塗りなおすことです。
余計な皮脂分泌を抑えるには、ストレスや疲れを貯めないこと、適度な運動やストレス解消が必要です。また緑黄色野菜や魚を十分摂取することも大切です。
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<02/07/2017 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>