紀元前4世紀、「医学の父」といわれる古代ギリシャの医師ヒポクラテスの誓詞です。
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「医の神アポロン、アスクレーピオス、ヒギエイア、パナケイア、及び全ての神々よ。私自身の能力と判断に従って、この誓約を守ることを誓う」
〇この医術を教えてくれた師を実の親のように敬い、自らの財産を分け与えて、必要ある時には助ける。
〇師の子孫を自身の兄弟のように見て、彼らが学ばんとすれば報酬なしにこの術を教える。
〇著作や講義その他あらゆる方法で、医術の知識を師や自らの息子、また、医の規則に則って誓約で結ばれている弟子達に分かち与え、それ以外の誰にも与えない。
〇自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない。
〇依頼されても人を殺す薬を与えない。同様に婦人を流産させる道具を与えない。
〇生涯を純粋と神聖を貫き、医術を行う。
〇どんな家を訪れる時もそこの自由人と奴隷の相違を問わず、不正を犯すことなく、医術を行う。
〇医に関するか否かに関わらず、他人の生活についての秘密を遵守する。
「この誓いを守り続ける限り、私は人生と医術とを享受し、全ての人から尊敬されるであろう!
しかし、万が一、この誓いを破る時、私はその反対の運命を賜るだろう」
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現代の状況に適さない部分もありますが、肝に銘じるべきものです。
特に「自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない」の件は、当たり前ですが医術の基本と考えます。
某テレビドラマを見て、もう一度「ヒポクラテスの誓い」を読み直したくなりました。
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<06/11/2016 札幌市 中央区 皮膚科・形成外科 宮の森スキンケア診療室>
ヒポクラテスの誓い