気温も上がり北海道も夏に近づいて来ました。今年は雨の日が多くて湿度が高く、例年のような快適な初夏とは言えません。
7月を過ぎるとお肌の皮脂分泌がピークを迎えます。
皮脂分泌が増える季節は、テカリや化粧のりが悪くなり、化粧崩れも起こりやすくなります。
洗顔の一工夫でそんな皮脂による日常のトラブルを減らすことができます。
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洗顔に最適なお湯の温度は約32~34度くらいです。
すなわちこの温度は、”皮脂を適度に落とし、しかし落としすぎない”最適な洗顔温度というわけです。
34度を超えると、皮脂の落ちが増し洗顔後はやや乾燥傾向になります。
気温が高くなるとついつい冷たい水(22~24度くらい)で洗顔したくなります。お湯で洗うのは暑苦しく敬遠されがちですが、実は夏場の皮脂の多い季節の洗顔温度は、やや熱めの34~36度くらいがベストなのです。
オイリーな人は34~36度よりやや高めに、そして乾燥肌の人はやや低めにするとより効果的かと思います。
もちろん皮脂を効果的に落とすのも重要ですが、過剰な皮脂分泌を減らすのも大切です。
疲れやストレスを貯めない。十分な睡眠。緑黄色野菜や魚を十分に食べる。これらも忘れずに。
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<01/07/2016 札幌市 中央区 皮膚科・形成外科 宮の森スキンケア診療室>
皮脂の増える季節です。 皮脂の上手なコントロールは、洗顔の際のお湯の温度から。 (皮膚科情報)