紫外線は、日焼けを起こし、シワやシミなどの光老化の原因となり、日光アレルギーを引き起こし、皮膚がんの発がんの原因となるなど、私たちの肌や身体に様々な悪影響を起こします。
かつては骨を強くするためにも日光浴が推奨されていましたが、現在は極力紫外線を避けるべきとされています。
紫外線は1年中地上に降り注いでいますが、4月から9月は紫外線量が多く、中でも5月から7月は最も多い時期です。
冬の長い北海道は雪が解けて暖かくなったことに安堵して、つい紫外線の存在を忘れがちになってしまいます。
もう紫外線対策の必要な時期に突入していると言っても良いでしょう。
正午前後の日差しは特に注意が必要です。
午前10時から午後2時ころまでに一日の半分以上の紫外線が降り注ぎます。
この時間帯は特に注意が必要です。
一番外出する機会の多い時間帯です。お出かけの前に紫外線のことを思い出しましょう。
晴れの時はもちろんですが、曇っていても薄日でも紫外線は降り注いでいます。
曇りの時の紫外線量は晴れの日の半分以上とされています。
晴れの日の紫外線量を100%とすると、曇りでは約65%、雨に日でも約20%あるとされています。
愛外線は太陽のある空から降る注ぐだけでなく、大気中で散乱したり、ビルなどの建物の壁で反射したり、地面で反射したり、あらゆる方向から襲い掛かります。
紫外線の反射率は、コンクリートで5~6%、砂で15~20%、水面で10~100%、雪面で80~95%とされています。
油断大敵ですね。
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<07/04/2023 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>