睡眠不足 と アトピー性皮膚炎  | 札幌市中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

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院長ブログ

睡眠不足 と アトピー性皮膚炎 

睡眠不足シリーズ。もういい加減にしろ?そう言わずにもう少しお付き合いください。
継続は力なり。ちょっと違うか?(笑)
睡眠不足とアトピー性皮膚炎の関係。
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睡眠不足による成長ホルモンの分泌低下で、肌荒れが進みバリア機能が低下し様々なアレルゲンの皮膚内への侵入を許します。
その結果アレルギー反応が強く生じ、アトピー症状が悪化します。
また低下したバリア機能ゆえに新たなアレルゲンに対する感作が起きやすくなり、アトピーの悪化因子を増やしてしまう可能性があリます。
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ストレスや疲れで自律神経の不調が起こり交感神経優位になってしまいます。このことより十分な睡眠がとれず結果的に睡眠不足に。
睡眠不足が続くと、疲れやストレスが溜まり自律神経の乱れが生じ交感神経優位に。
「疲れ・ストレスが先か睡眠不足が先か」という話は、「卵が先か鶏が先か」という話と似ていますね。
どちらにしても結果的に免疫力が低下し、しかもアレルギー症状が悪化することが明らかになっています。
アトピー性皮膚炎の症状が悪化し、時に掻破するなどして細菌感染を合併しやしくなります。
また自律神経の乱れにより交感神経優位となることで、皮膚の血流が悪くなり肌荒れが進行しやすくなりアトピー性皮膚炎が悪化します。
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アトピー性皮膚炎の悪化を防ぎ、お肌の健康を維持するには十分な睡眠が必要なようです。
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<13/05/2021 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>