「お嬢サバ」って知ってますか?
JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)が、鳥取県の岩美町と連携して地下海水を使ってマサバ(真鯖)の陸上養殖事業を行っているのです。この地下海水を使い陸上養殖で虫が付かないよう大切に育てられたプロセスが、”箱入り娘”を連想させることから”お嬢さま”にちなんで「お嬢サバ」と名付けられたようです。
完全養殖の稚魚を、自然ろ過されたきれいな地下海水を使って約1年かけて陸上養殖することから、アニサキスが寄生することはほぼなく、白子や真子、肝も含め、生で安心して食べられることを売りにしているようです。
画期的ですよね。漁業資源も限りがあると言われ、「獲る漁業」から「育てる漁業」への転換が重要視されています。
そんな中、なんと全く畑違いのJR西日本と鳥取県が、共同研究でこの「お嬢サバ」の養殖を始めるとは驚きです。
本業以外でも生き残りをかけた企業と、地域の活性化をもくろむ自治体、未来を模索する漁業。これらがタッグを組む。この位の未来ビジョンが日本に必要ですよね。
研究にはお金も時間もかかりますが、JR北海道も赤字路線を廃止することばかり考えてないで、本業以外でも未来に投資して欲しいと思います。
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<20/05/2019 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>
漁業の未来モデル。JR西日本と「お嬢サバ」。