6月に入り、行楽地や野外で活動する機会が増えてきていると思います。
ウルシかぶれの患者さんが散見されます。
ウルシかぶれは、代表的な植物によるアレルギー性接触性皮膚炎です。
ウルシオールという成分がウルシに含まれ、かぶれの原因になります。
接触した部位は赤くむくんで、時に水泡を生じ、激しい痒みを伴います。
痒くて掻いているとアレルギー反応を起こし広がっていきます(自家感作)。
治療は一般的な接触性皮膚炎に準じますが、非常に治りにくく数週間かかることがよくあります。
顔に生ずると、顔中がむくんで目が開きにくくなるほどです。
ウルシに触れなくても、近くを通るだけでかぶれることがあります。
ウルシを見つけたら近づかないことです。ご注意ください。
ウルシかぶれ(皮膚科情報)。